2009年4月28日火曜日

クラウドコンピューティング社会での訴訟

クラウドコンピューティングは非常に便利でありコスト削減効果大であるので今後普及していくことは間違いないと思いますが、色々なリスクが考えられその対策が確立していないのも事実です。ユーザーの関心は障害によるデータ欠損など技術的なリスクに向かいがちですが法律的なリスクも見落としてはなりません。(LINK)

クラウドコンピューティングでは自分が所有権を有すると契約で定めたデータを他の主体が所有、管理するコンピュータ上に保管し運用する。データの所有権は自分が保有するとして、その他、例えば
データへのアクセスログなどのデータ所有権は誰が有するのか?
(アクセスログなどは訴訟において重要な役割を担う可能性を有する。)
また裁判管轄を考えた場合、世界規模で運用されるクラウドコンピューティングの海外サーバで自分のデータが保管されていた場合にどの国が裁判管轄になるのか、
どの法律が適用されるか、
などが問題になる。

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