2008年9月1日月曜日

米国 不衡平行為の立証責任

Star Scientific v. R.J. Reynolds (CAFC 2007-1448)
Star の特許 (6,202,649 and 6,425,401)は健康タバコ(ニコチン量を維持しつつ亜硝酸化合物や他の化学物質の含有量を少なくする)の製法に関する。

この事件の不衡平行為に関する焦点は、中国が煙道での養生によりタバコの亜硝酸化合物を少なくする技術を古くから有していたとのレターを特許弁護士がStar の技術者から受け取っていたにも関わらず、このレターまたはこれに関するデータがUSPTOに開示されなかったということである。
地裁は不衡平行為に当たるとして、特許権行使できないと判決したが、CAFCは以下の理由で地裁の判決を覆した。
解説記事(1-1)(1-2)(2)(4) (5)(6) (7) (8)(9)
  • 不衡平行為の立証責任は侵害訴訟の被告側にあり、被告が明確で納得性のある証拠に基づいて、特許権者がある規準レベル以上(a threshold level )のUSPTOを欺く意図を持っていたことを証明しなければならない。

0 件のコメント: